未来が見えない『Previously invisible』
✜✜ どれくらい
院長から
「五十嵐先生は、持ち場に行きなさい。
お姉さんのことは、我々に任せて
お姉さんには、師長がつくことに
なったから、
検査結果は、きちんと報告する。」
と、言われて
「はい、ありがとうございます。
院長、金井先生(外科の医師)、
師長、宜しくお願いします。」
と、頭を下げて出て行った。
院長も、もちろん
真君、蓮君からの
電話の件は知っていた。
まあ、警視正の蓮君からの
電話は、びっくりしたが
この子は、いったい‥‥‥‥
どんな子なんだろうと
改めて考えいたが‥‥
五十嵐先生の大切なお姉さんで
なにか、訳ありみたいだと思いながら
私は、助けてあげたい
と、思っていた。
外見で見える範囲の
治療は、昨夜しているが
今日は、内部をみる。
大きな問題がないと
良いが。
頭から順にCTを
撮り初める。
頭は、頭蓋骨陥没骨折をしていた。
体の方は、脾臓が破裂していた。
後は、手、足の骨折
顔の殴打、目に異常がないかは
意識が、戻らないと検査できない。
全ての資料を揃えて
写真もとった。
何年もされていたんだろう
皮膚が変色している箇所が
沢山あった。
彼女は、どれだけ
我慢して生きてきたのか
考えるだけで辛かった。
金井先生は、優れた先生だ
先生に手術は任せた。
脾臓の手術を先に行う。
少しして、頭の方をする。
私は、五十嵐先生に
説明をしてから
警察に連絡して
来てもらった。