未来が見えない『Previously invisible』
④ それぞれの想い

✜✜ 五十嵐夫妻



警察署から、自宅に戻ると
華は、泣き崩れた。

秘書の篠山が飛んできて
「先生、秋山大悟代議士が
逮捕された。と放送されました。
父親である、秋山努氏にも
責任を取って、議員辞職を
大悟氏の嫁の家である
先生にも、議員辞職を
求める声が、上がっているそうです。」

「そうか、わかった。
五十嵐の顧問弁護士の先生を
呼んで欲しい。
それと、五十嵐の全財産を
調べてくれ。」

「‥‥かしこまりました。」
と、言って
篠山は、顧問弁護士に連絡して
五十嵐の財産を調べた。

進は、顧問弁護士と篠山に
全てを話して
1、議員を辞職する。
2、篠山の行き先は、直ぐに見つける。
3、琴音への慰謝料一億円を直ぐに
  支払う。
4、この家も売却する。
5、全てが、終わったら出国する。

顧問弁護士は、直ぐに動いた。
五十嵐の財産は、かき集めて
一億、やっとだ。

家の売却資金で
出国となる。

篠山は、優秀だから
直ぐに、他の先生に付けた。

議員辞職は、直ぐに受理された。

乾さんに、支払い先を
訊ねてから処理した。

家を売却するのには
時間がかかった。
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