未来が見えない『Previously invisible』

琴音‥‥side

ふと目を覚ますと‥‥
白い壁‥‥白いベット‥‥
ここは‥‥‥病院‥‥
なぜ‥‥‥と、思い出すと

あの男‥‥‥秋山大悟！

それから‥‥‥‥すべてを思い出し
両親、秋山の両親は、どうなった？


樹‥‥‥あなたは‥‥
月紫、大雅、弦‥‥‥

渡瀬の両親・・・

由依と真さん家族・・・


蓮さんと凪ちゃん家族・・


匠‥‥

と、思っていると
ドアが、ガチャと開き

「姉さんっ、姉さん？
気がついた？
義兄さんに、連絡を」
と、言うと
「たっくん、五十嵐の両親は
どうしてるの？」
と、言った。

「姉さん、思い出したんだね。
五十嵐の両親は‥‥‥

父は、代議士を辞任して
夫婦で海外に
移りすんだらしい。
俺は、あの時から
合ってないんだ。」

「そう、秋山さんも？」

「うん、秋山さんも代議士を辞任して
奥さんの里に移り住んで
夫婦で、働いていると聞いてる。」

「そうなの。」
と、言って、考えこんでいた。

俺は、
「姉さん？」
と、言うと

「たっくん、ごめんね。
私、沢山の人に迷惑かけたんだね。

今日は、一人で居たいの
家族には、明日の朝知らせて。
たっくんも、大丈夫だから
綾ちゃんの所に帰りな。」
と、言った。

匠は、何度も聞くが
姉は、大丈夫の一点ばり
仕方ないから、明日の朝には
お義兄さんに知らせるよ。
と、言うと
姉は、コクりと頷いた。


この時、義兄に知らせていたら
俺は、後悔することになる。