未来が見えない『Previously invisible』
目の前に‥‥‥‥

「お帰り‥‥樹。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥。。。」
「⋅⋅⋅⋅⋅いつ⋅⋅⋅きっ?⋅⋅⋅⋅⋅」
「‥‥‥‥‥こと‥‥ねっ‥‥」
「うん、ごめんね。
      心配かけて。」
と、言ったら、

樹は、思いっきり、私を抱き締めて
私の肩に顔を埋めて、
声を殺して泣いた。

私の背に廻った樹の手は震えていて
どれだけ、樹に心配をかけて、
不安にさせていたか
わかった。

「樹、本当にごめんね。
そして、三人の子供達を
護ってくれて、ありがとう。」
と、言うと
樹は、首をコクン、コクンと
するだけだった。

「樹‥‥私、自分の過去は、
捨てます。
それで‥‥‥
私は、まだ、貴方のそばにいても
良いですか?」
と、言ったら

樹は、私の唇に
激しく、甘いキスをした。

「琴音にキスをしていいのも
琴音を愛するのも
琴音を抱くのも
俺以外に、俺が譲るわけないだろ。」

「うふふっ、ありがとう。
私も、沢山考えたよ。
でも、樹が、好き。
樹だから、好き。
樹とずっと、一緒にいたい。」
「ああ、ずっと、一緒だ。
二度も俺から、逃げやがって
三度目は、ないからな。
今度は、俺に話せ
なんでも、話せ
わかったな。」
と、言った。

「うん、これからは、
樹になんでも、話すよ。
樹、帰ろうか?」
と、言った。

「ええっ、もう?
やっと、琴音に会えたのに
やっと、琴音を抱き締めたのに。」
「うん、ごめんね。
でも子供達にも会いたいの。」
と、言われて
仕方なく、二人は空港を後にした。



空港内では、
海外モデルのITSUKIが
綺麗な女性と抱き合っていた
と、すごい反響だったらしい。


だれ?
奥さん?
いいなぁ、ITSUKIに抱き締められて‥‥
スッゴい綺麗な女性だ‥‥
ITSUKIが‥‥マジ惚れ‥‥
等々‥‥‥

サーバーが、パンクしそうに‥‥


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