未来が見えない『Previously invisible』
家に帰ると

大雅と弦は、
「「ママ~っ!!」」
と、飛び付いた。

「ただいま、大雅、弦
そして、月紫!
ごめんね、心配かけて
ごめんね、寂しい思いさせて。
少し、ママの中、整理したくて。」

「ママっ、もう、大丈夫?
もう、ずっといる?」
と、大雅。
「ママっ、僕、お姉ちゃん、お兄ちゃんの
言うこと聞いたよ。
パパの、言うことも。
お利口にしてたら、ママ、きっと
帰ってくると、思った
神様と約束したの。」
と、弦。

「うん、うん。
ありがとう。
ママは、もう、大丈夫。
また、大雅や弦のそばに
いてもいい?」
「「もちろん。」」
「うふふっ、ありがとう。
月紫も、ありがとうね。」
と、言うと。
「少し時間かかったけど
帰ってくると
信じていたから。
ママっ、お帰り。」
と、言ってくれた。
私は、月紫を抱き締めた。

月紫は、泣きながら
「ママ、泉先生って
素敵な人だね。
私、ファンになっちゃった。」
「でしょう。
ママが、師として仰ぎ
ママが、尊敬し、信頼してる人なの。」
と、言うと

「泉先生って?」
と、樹。

私達は、リビングに行きソファに
私を挟んで、大雅と弦
一人掛けに、樹と月紫が
かけて、話した。
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