未来が見えない『Previously invisible』
俺は、一人ずつベットに運び
寝せて、リビングに戻った。

「月紫には、やられた。
いつ、会いに来た?」
「ひと月前に。
私も、びっくりした。」
「そうか、で、月紫に
今日の時刻聞いたのか?」
「月紫が、パパのスケジュールと
連絡くれていた。」
と、言った。
「本当に帰ってくれて
良かった。
あいつら、琴音が、いなくなって
おとなしくなったのは、
そういう理由だったんだ。」
「三人とも、お利口で
優しくて、良い子達だから、
神様と約束なんかする必要ないのに。」
「ああ、そうだな。
自慢の子供達だよ。
あっ、琴音、由依ちゃんは、
カンカンだから、覚悟しとけよ。」
「はぁ、だよね。
ある意味、一番恐い。
でも、心配かけた、私が悪いから
しっかり、謝るよ。」
「そうだな。」
と、言ってると
「じゃ、寝るね。
パパ、ママ、おやすみ。
ママ、ゆっくり寝てね」
と、月紫。
「「おやすみ、
月紫もゆっくり寝てね・ろよ。」」
と、二人で言った。

琴音は、
「樹、本当にごめんなさい。
そして、ありがとう。
私は、もう迷わない、
過去にもとらわれない。
まだ、きっと体は、反応するだろうけど
旨く付き合っていきたい
と、思っている。」
と、伝えた。

樹は、
「琴音には、必要な時間だったんだと
思う。
でも、琴音を騙すようなことをして
すまなかった。
記憶が、混んどくしてるのを
利用するようなことして、すまない。

嘘で固めないように、親父に
言われていたんだが‥‥。
正直、もう俺の元には
帰って来ないのでは?
と、思い始めていた。
俺は、琴音の事になると
自信も強さもなくなってしまう。
月紫のお陰だな。」
と、言った。
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