さよなら君と僕の世界
はじめまして。

ーepisode1ー

「わっ…」

強い風が公園のベンチに座っていた私の背中を押した。
だけれど、私の足は鉛のように重く動くことは出来なかった。

ぐーっと伸びをして私は空を見上げた。
空は雲1つない青空で私には少し眩しかった。

公園の時計は9:23を指していた。
何もしたくない心地の良い時間。
ベンチに座ってから30分ほど立っていた。
さて、今日は何をしようかな。
< 1 / 32 >

この作品をシェア

pagetop