運命の少女と悪魔の少年の学園物語
教室の前。
まさかの同じクラス
「入ろう。」
「ちょっと待った、藍井くん。」
「何?」
私は不自然を感じる。
………手に。
私は繋がった手を上げ、
「これ離そうか。藍井くん。」
「何で?」
「藍井くんは私より馬鹿なの?」
「何だって?」
「……この通りです。離してください藍井くん。」
………罵られると怒るんだね。怖かったよ、さっきの笑顔。
「離してくれてありがとう。」
「そんなに嫌だ?」
嫌だよ?周りの女子の殺気が凄いもん。
「嫌です。繋ぐと殺気を感じます。」
「…そっか。じゃああとでね?」
「何があとでね?なの?!」
殺気が凄いのに‼
とりあえず入る。
《あ、藍井湊太様よ》
《同じクラスとか運がいいわ‼》
《隣の女は誰かしら》
《馴れ馴れしいわね》
女子の声。後半は…うん…わかってるよ。
「神鳥さん。」
「…な、何か…?」
「席ここ。」
「あ、ありがとうございます…」
ストンと座る。藍井くんは隣に座る。
待った。
「藍井くん…席は…」
「ここだよ?隣だね。」
なぁァァァァにぃぃぃぃぃ?!
「と、と、ととと、隣ぃぃぃ?!」
「そだよ?」
さっきから女子の殺気が凄いというのに隣?!
私はリンチされる運命なのかな…
「藍井様♪ごきげんよう。同じクラスなんて光栄ですわ♪」
「藍井湊太様は今日も美しいですわ。」
…
キモッ
はぁ
とんでもない人と友達になっちゃったなぁ。
「はぁ、…よっと…」
私は喧騒に耐えきれず、教室を出ていった。
まさかの同じクラス
「入ろう。」
「ちょっと待った、藍井くん。」
「何?」
私は不自然を感じる。
………手に。
私は繋がった手を上げ、
「これ離そうか。藍井くん。」
「何で?」
「藍井くんは私より馬鹿なの?」
「何だって?」
「……この通りです。離してください藍井くん。」
………罵られると怒るんだね。怖かったよ、さっきの笑顔。
「離してくれてありがとう。」
「そんなに嫌だ?」
嫌だよ?周りの女子の殺気が凄いもん。
「嫌です。繋ぐと殺気を感じます。」
「…そっか。じゃああとでね?」
「何があとでね?なの?!」
殺気が凄いのに‼
とりあえず入る。
《あ、藍井湊太様よ》
《同じクラスとか運がいいわ‼》
《隣の女は誰かしら》
《馴れ馴れしいわね》
女子の声。後半は…うん…わかってるよ。
「神鳥さん。」
「…な、何か…?」
「席ここ。」
「あ、ありがとうございます…」
ストンと座る。藍井くんは隣に座る。
待った。
「藍井くん…席は…」
「ここだよ?隣だね。」
なぁァァァァにぃぃぃぃぃ?!
「と、と、ととと、隣ぃぃぃ?!」
「そだよ?」
さっきから女子の殺気が凄いというのに隣?!
私はリンチされる運命なのかな…
「藍井様♪ごきげんよう。同じクラスなんて光栄ですわ♪」
「藍井湊太様は今日も美しいですわ。」
…
キモッ
はぁ
とんでもない人と友達になっちゃったなぁ。
「はぁ、…よっと…」
私は喧騒に耐えきれず、教室を出ていった。