゚+いじめっ子彼氏といじめられっ子彼女+゚



「未亜っ!!!!」


あたしの姿を見つけて少し顔の筋肉を緩めた沢木。


額を伝う汗……


きつく握り締めた拳から伝う血……

きっと外の見張りにやられたんだ…


どうして……


どうして最低なあたしのために……

そんなになるまで……


「やれ。」


穂波が命令すると鉄パイプやカッターを握った何人もの人が沢木向かって行った。




「沢木っっ!!!!」


「アンタはこっちだ。」


残っていた男の子があたしを再び床に組み伏せた。


「やだぁぁぁ!!」


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