゚+いじめっ子彼氏といじめられっ子彼女+゚



「お前……未亜の彼氏じゃねぇのかよ…?!



未亜の事……好きなら守ってやれよ……」



美川の声だけが教室に響く。



「お前それでも彼氏かよ。
てゆうか……俺にはお前と未亜が付き合ってんのかどうかさえわかんねぇ。」




──…どくんっ



心臓が一際大きく波打った。




“付き合ってんのかどうかさえわかんねぇ”




あたしは教室を飛び出した。


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