゚+いじめっ子彼氏といじめられっ子彼女+゚
ケンがあたしに話?
どうせまた未亜チャンをかばうような事を言うだけなんでしょう?!
そんな事を思いながらも、あたしは18時30分、寮の玄関に出て来ていた。
「実早っっ!!!!」
ケンが男子寮の方から走って来る。
「話って何よ。」
あたしがケンを冷たく睨むと、ケンはチョット困ったような顔をした。
「そんなあからさまに嫌がるなよ。」
そう言ってケンはチョット笑った。
ケンと話していながらも頭は悠の事を考えるのに集中していた。