゚+いじめっ子彼氏といじめられっ子彼女+゚
指輪を握っていた悠の顔が頭から離れない……
いくら足掻いてもヒトツの答えから目を逸らせなかった。
「なぁ…もう潮時なんじゃねぇの?」
まっすぐにあたしを見てケンが言った。
潮時………
わかってた……
悠があたしを見てくれない事くらい……
あたしじゃ悠を笑顔に出来ない事くらい……
悠は未亜チャンしか見えてない事くらいわかってた……
でも…どうしても……どうしても諦められなかった…!!
だって…本当に好きだったから……