゚+いじめっ子彼氏といじめられっ子彼女+゚
゚+♂冬夜SIDE♂+゚
「あ、あた──…」
「あっ、未亜、今度新しく出来たパスタの店一緒に行かない?」
ごめん、未亜。
なんの話かわかってんだ。
わかってた。こうなる事くらい。
未亜の思いがどれだけ大きいかくらいわかってた。
でも…聞きたくない。
「ねぇ、聞い──…」
「なぁ、そんなに悠がいい?」
俺の言葉に未亜が目を真ん丸にする。
そんなに悠がいいのかよ……
「俺なら…俺なら不安にさせないし、楽しい事いっぱいさせてあげられる。
前みたいにプリクラ行ったり意味もなくぶらぶらしたり……」
悠と一緒だったらつらい事、絶対いっぱいあるんだぜ?
「何でわざわざつらい方選ぶんだよ……」
未亜…何でそんなに…
「俺にしとけよ…。」