゚+いじめっ子彼氏といじめられっ子彼女+゚
゚+♂悠SIDE♂+゚
俺は携帯で実早に電話をかけた。
『もしもし?』
『おいっ、未亜が連れさられたらしいんだけど。
何か知らねぇ?』
『へっ、は、悠?!』
実早が電話口でビックリする。
『未亜チャンが…誘拐された…?』
『あぁ。』
実早があっと息を飲んだ。
『桜だっっ!!!!』
桜…?
『悠がフった女の子!!!!
あの子が嫌がらせの写真撮ったりしてたの。』
未亜を連れて行った告白を思い出す。
アイツか……
『桜、だんだんすることがヒドくなって……
今回ばっかりはやめようって言ったのに……』
『なんだよ!!何すんだよ!!』
『あたしが…最初にしようとした事と同じ…
だけど、今度はもっとヒドいと思う……』
『場所はっ?!』
『前と同じ倉庫!!!!
あたしも向かうから!!!!』
ツーツーツーツー
未亜っっ!!!!
頭の中で未亜を呼びながら俺は走った。