゚+いじめっ子彼氏といじめられっ子彼女+゚
大好きだよ…
「なに言っちゃってんの(笑)」
中島先輩が薄く笑う。
「アンタ1人で勝てるわけないじゃん。」
1人じゃないもん。
バーカ!!!!!
心の中でベーッと舌を出すとあたしは後ず去った。
なんか…なんかイイ考えないかな…?
あたしってバカ!!
みんな大好き、なんて言ってるヒマがあったんなら隠れればよかった。
足に何かが当たった。
──…カランッ………
「…木…?」
あたしは木の枝を拾う。
た、頼りない……
でもこれしかないんだもん!!
目でも突けばなんとかなるっ!!
そんな事を思って、あたしは頼りない木を握った。
視界の隅に何かが見えた。
「...... ( ̄□ ̄;)!!」
おもわずこんな感じになる。
だ、だって…だってドアの近くにいる男達に混ざってんの、冬夜でしょ?!
なにやってんの?!
ぽかんとしていると中島先輩に突き飛ばされた。
「いった……」
「ぽかんとしてんじゃないわよ!
この状況で…アンタバカじゃない?!」
中島先輩がふんっと鼻から息をはく。
…
……
………
…………
…………(怒)
「なに?アンタなんかにバカなんて言われる筋合いないわよっっ!!!!」