゚+いじめっ子彼氏といじめられっ子彼女+゚
──…パンッ!!
かわいた音がした。
あ…叩いちゃった…!!
「いたっ……」
顔をあげた中島先輩の目にギラギラした光が宿った。
「好きにしな!!」
中島先輩が後ろに控えていた男たちに言った。
すっ、好きにしなって……
ニヤニヤしながらやってくる男たち。
よ、よしっ!!
目玉ついてやるぅっ!!!!
「えいっっ!!」
「あ゛ぁっ!!!!」
やった!!当たったし!!
「ナイス突き(笑)」
冬夜が笑いながらあたしの方に走って来た。
「小癪な!!」なんてバカな台詞をはいてかかってくるゴリラ達。
今気付いたけどみんなゴリラ顔だ。
「えいっっ!!とぉっ!!」
ゴリラ達の目や鼻を突きまくりながら逃げる。
やられてたまるかっっ!!!!
「未亜っっ!!!!」
倉庫の入り口に立川クン、星野先輩、由香、薫、そして悠が……
ホントに来た……
みんなはごく○んや西○記みたいなかんじでゾロゾロと入って来た。
「うわっ…こんなの聞いてねぇよ。」
ゴリラ達がうろたえる。
中島先輩がキィキィと叫ぶ。
「全員やっつけな!!!!
早くしなさいよっっ!!!!」
叫ぶ中島先輩の方に星野先輩が……
ゴリラ達のところに立川クン、薫、悠が。
冬夜も悠達に加わった。
由香はバタバタとあたしの方に走り寄って来た。
「大丈夫?!」
「うん。鼻突いてやってたトコ(笑)」
悠達を見ると、ゴリラ達の圧倒的な数をモロともせず闘っていた。
ごく○んのヤン○ミみたいだ!!
先輩達は2人で取っ組み合っている。