゚+いじめっ子彼氏といじめられっ子彼女+゚
゚+♂悠SIDE♂+゚
久しぶりに触れる未亜の体温…
「未亜…」
自分の口から出たとは思えないくらいのか細い声。
だっせ……
「悠…?」
グッと胸が締め付けられる。
「未亜…ゴメン…!!!」
腕を引っ張って未亜を抱き寄せる。
「は、悠っ?!」
「未亜…」
ギュッと腕に力を込める。
「未亜…好きだよ……」
未亜がピクッと動く。
「は、るか…?い、今何て…?」
「好きだ…未亜が好きだ。」
未亜の柔らかい髪を撫でる。
「うっ…ふぇぇ……」
未亜がギュッと抱き付いて来た。
「バカッ!!バカッ!!
悠のおたんこなすっ!!」
抱き付いて泣きながら散々俺を罵倒する。
「…ん。ゴメン。」
「バカぁー!!あたしっ…ッ…悠がいなくてッ……グスッ…さ、寂しかったんだからっ!!!!」
バシッと叩かれて顔をしかめながらも口元が緩む。
ニヤけそうになる。
「バカ悠っっ!!!!」
パッと離れた未亜は俺に背を向けてチーンと鼻をかんだ。
「もう悠なんて知らないっ!!」
そう言うと未亜はツンケンと行ってしまった。
「ぁ…へ?」