死に際の一歩。
遺書
飛び降り自殺、首吊り自殺、なににしろ

遺書でものこそうかとふと思った。

そして、おもむろに紙とペンを探した。

遺書【実際文】

私は、もう生きてる価値もない

人だと思いました。

山脇上司にも、役にも立たないと言われ

日々の生活にも自分の生きている

価値が見いだせません。敬。


自分の書いた遺書を読み返すと嫌みな上司

に自分の人生を捧げているような

気がした。

そう思うと、自分がちっぽけに思えて

涙がとまらなかった。





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