死に際の一歩。
一人は、中川一樹。28才。

彼は、若くして工場で主任を勤めている。

年内に彼女と結婚だと前話していた。

もう一人は、的場敬二。

25才、彼はほとんど彼女の家に同棲している模様。

よく私に向かって、「よくこんなとこで我慢できますね」と言う。

私を、嘲笑うかのような態度だ。

< 3 / 61 >

この作品をシェア

pagetop