あなたを好きでいいですか!
3階からしか通れない
旧校舎への道

きっとここから入ったはず

カツカツカツ────


涼真「っ!みこっ!」

みこ「っ!涼真!涼真ぁー!」

涼真「來夢ちゃんは?」

みこ「し、知らないよぉ?」


涼真「嘘をつくなっ!」

みこ「みこは嘘つかないもんっ!」


琳「ねぇ、手に持ってたカッターは?」


みこ「……え?」

琳「手にも、血がついてる。」

みこ「え、あ、あぁ……」


みこ「みこは、何も知らない……
何も……」


言い聞かせるように、
しゃべり始めた。

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