あなたを好きでいいですか!
なうなうなうなうなうなうなう
「こんにちは、來夢。」

僕は、毎日病院へ通う。


來夢の家族は見られない。

そんな時、先生が来た

『榊、少しいいか?波風の家族が』


「すぐ行きます。」


────……────


「こんにちは、榊くん?」

「はい。榊 琳です。」


「來夢の彼氏?」

「はい。そうです。」


來夢に似た顔立ちで優しそうなお母さん

色素は薄いみたいで、目は茶色
髪の毛は白っぽい金髪だった。


「榊くん、來夢から、私のこと聞いてないでしょ。」


「え、えぇ、伺ってないです。」

「あの子、私のことは話さないって言うのよ。」


「何でですか?」


「私が、こんな体だからよ。
ガン。末期の」


「え、そんなっ……」


「榊くんが心配しちゃうから
言えないって。あの子なりの気遣いね」


「私がいなくなったら、來夢を宜しくね

あの子が目を覚ました時に、会えるといいわ。」


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