僕の命が尽きるまで




「単刀直入に言わせてもらうけど……2ヵ月の間だけ、僕をここに住まわせてください」


床に両手をついて、頭を下げた。



「……」


「2ヵ月だけでいい。家事は、全部僕がする。掃除も洗濯も料理も」


「……」


「お願いします」



静寂の後、




「ふざけないでよっ……!」


大きな怒鳴り声が響いた。
ドンっと、彼女は両手でテーブルを叩いた。



「あんた、どういう神経してんの?今更、別れた元カノの家に来たと思ったら、いきなり居候させてくれって……意味わかんない」



< 10 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop