僕の命が尽きるまで




とりあえず冷蔵庫の中に卵があったので、オムレツを作った。



「はい、朝ご飯」


「いらない」


「少しでいいから食べて。はい、あーんして」


「っ……」


スプーンですくって、口元までもっていくと冬菜ちゃんは恥ずかしそうにしながらも食べてくれた。



「どう?」


「……いいんじゃない」


「何その感想はー」



また、こんな風に一緒に過ごせるなんて、夢みたい。



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