僕の命が尽きるまで
朝ご飯の後は洗い物をして、部屋の掃除にとりかかった。
「窓開けるね」
「別に掃除しなくていいし……」
「僕がやりたいんだよ。冬菜ちゃんはゆっくりしてていいから」
居候の身だから。
彼女にはできる限りの事をやってあげたいから。
納戸から掃除機を取り出して、リビングや廊下を一通りかけて。
「冬菜ちゃんの部屋も掃除機かけていいかな?」
「好きにして……」
「了解。好きにする」
久々に入る冬菜ちゃんの部屋。
ドキドキしつつ掃除機を持って部屋の中へ。