僕の命が尽きるまで





「あーあ、今日も1日終わったね……」



1日が終了して、お風呂を済ませて部屋の電気を消してベットに入って、隣に寝転がる彼女が小さく呟いた。



珍しいな。


ベットに入ったら「おやすみ」とだけ言って、それ以降しゃべろうとしないのに。




「そうだね……終わったね」


「何もしないうちにまた、1日終わっちゃったなー」


「そんな事ないよ。冬菜ちゃん、洗濯やってるし、今日はお味噌汁も作ってくれたじゃん」


「……」



彼女は何も言わなくなった。

寝ちゃった……?


冬菜ちゃんはいつも僕に背を向けて寝るし、部屋も暗いから、起きてるか寝てるかわかりづらい。



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