僕の命が尽きるまで
「そうやって突き放すような事言わないでよっ!!冬菜ちゃんがいてくれたから、だから僕はほんのひと時でも幸せな気持ちになれたんだっ……僕は、今でもっ……本当は」
冬菜ちゃんは背中を向けたまま。
「本当は、今でも僕はキミが……」
「おやすみ」
「……」
「今日は、もう寝よ。明日もどうせ早起きするんでしょ?」
「……」
ベットに横になって、目に浮かんだ涙を手の甲で拭った。
「……おやすみ」