僕の命が尽きるまで
「お前ってさ、ザ・真面目くんだったから、問題起こして退学になったわけじゃないだろ?」
「何で急に辞めたん?家庭の事情とか?」
心配してるんじゃない。
単に好奇心で聞いてるだけ。
この人達は本当の友達ってわけじゃないから。
「あれっ!!お前、何でそいつと一緒にいんの?」
2人の視線は僕から冬菜ちゃんに移った。
「確かお前らって一時期付き合ってたけど、もうとっくに破局したんだろ?超不釣り合いなカップルだったし」
「つーか葉山、その女と一緒にいたら殺されるんじゃねーの?」
「そうそう!その女、犯罪者だからさ!」