僕の命が尽きるまで
僕と後悔と





「……ごちそうさま」


「あんま食べてないね……」



病は着々と進行を続ける。

やはり時間の経過と共に、体が弱ってる事は嫌でも自覚した。


食欲が以前とは格段に落ちた。



「食欲なくて……」


「そっか……。残ったおかず、私にちょうだい」


「はい。ちょっと、トイレ行ってくる……」


「うん……」



逃げるようにリビングを出て、廊下の壁にもたれかかりながらうずくまった。

頭を抱えながら。


ズキンズキンと、容赦ない頭痛。


腫瘍がどんどん大きくなってる証拠だ……。



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