僕の命が尽きるまで
もっと一緒にいたいのに。
病魔が容赦なく僕を死へといざなっていく。
「もう寝よう」
「え……」
夕飯を終えて。
お風呂を終えてすぐ冬菜ちゃんはそう言った。
「まだ少し早いんじゃない?」
「たまにはいいじゃない」
「……」
「早起きするんだから、早く寝ないと」
気を使わせてる。
きっとバレバレなんだ。
僕の病気が進んでる事。
病魔に侵されていってる事が、冬菜ちゃんにもわかるんだ……。