僕の命が尽きるまで




「母は殺されて、学校に行っても、みんなから冷たい目で見られて、悪口を言われて、嫌がらせをされて……ずっと1人ぼっち」



ゆっくり寝返りをうった。




「何もかもが嫌になって……それで私、逃げちゃったの」


ゆっくり呼吸をした。

起きてるってバレないために。



「中退して引きこもり……逃げた結果がニートなんだから。ほんっとに、ダメな人間ね」



止まってよ。


頼むから、あまり落ちないで。



バレないように、必死に声を殺しながら泣いた。


涙が次から次へと落ちて、止まってくれない。



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