僕の命が尽きるまで
「……しんどいの?」
「へーき」
「……ゆっくりしてて。今日の夕飯は私が作るから」
「えっ」
突っ伏してた顔を上げると、冬菜ちゃんはもう既に冷蔵庫の中を見て何を作るか考えてるようだった。
「いいってば。居候なんだから、僕が……」
「ダメ!たまには私にやらせて。ってかさ」
「ん?どした?」
「別にあんた、うちに居候してるわけじゃないでしょ?」
「へっ?」
いやいや。
どう考えたって正真正銘の居候なんじゃ……。
「あんたは❝同居❞してんの」