僕の命が尽きるまで
少し冷めてしまったオムライスを再び食べ始め、いつも通り他愛もない話をした。
「……ねぇ」
食べ終えて、食器を台所に運ぼうと立ち上がった時、冬菜ちゃんが少し言いにくそうに口を開いた。
「あの……」
「うん」
「……嫌じゃなかったら」
「うん」
「嫌だったら、ハッキリ断ってくれていいんだけど……」
「う、うん」
お願い事かな?
「今日、一緒にお風呂入らない……?」
「えっ!!」
予想外の事に思わず大声を出した。
いきなりどうしちゃったんだろう。
「い、いいけど……」
恥ずかしい気持ちもあったけど、OKした。