僕の命が尽きるまで
「刺激……?」
「毎日毎日、つまらなかったから。少し変わった事をすれば、刺激になると思った」
単に刺激が少しでいいからほしかった。
淡々とした、何もかも決められて自由のない毎日が酷くつまらなかった。
酷く息苦しかった。
「ふふっ……面白い理由ね」
「ま、まぁね……でも、本当は僕、最初は」
「私ね、最初はあんたの事が苦手だったの」
言われた事に驚きはしなかった。
なんとなく、そんな感じがしてた。
苦手意識持たれてるのかなって、最初の頃はよく感じてた。
でもそれはお互いさま。
「僕も……冬菜ちゃんが苦手だった」