僕の命が尽きるまで
冬菜ちゃんにも同じように相談した事があった。
その時、彼女は……。
『……そう。本当に窮屈でつまらない人生ね。あんたはまるで、籠の中の鳥みたい……』
素っ気ない言い方だったけど。
少しだけ救われた気持ちになった。
自意識過剰かもしれないが、彼女は……わかってくれた気がしたんだ。
「優月くん、そろそろお湯から上がりましょう。このままじゃ、のぼせちゃう」
「そうだね……」
お風呂でしみじみ語り合うのも、悪くないな。
恥ずかしさはあるが、一緒にお風呂に入るのも悪くはないと思った。