僕の命が尽きるまで
「冬菜ちゃん!デートしようよ!」
「はぁ!?」
「今から、カフェデートしよ!」
渋る彼女を説得して、急遽デートする事になった。
デートの場所に選んだのは、いつも買い物に行くスーパーの近くにあるこじんまりしたカフェ。
「全く……本当に強引なんだから」
メニューを見ながらそう言いつつも、こころなしか嬉しそう。
「んー、僕はオレンジジュースと……」
「私はミルクティーで。飲み物だけでいいから」
冬菜ちゃんはそう言ってたけど、せっかくだからこのお店のおすすめのガトーショコラを2つ頼んだ。