僕の命が尽きるまで
「初めてだよね……カフェデート」
注文を終えて、頬杖をついて向かい側に座る彼女を見た。
「……これって、デート?」
「うん」
「でも私達って、もう……付き合ってないのに?」
何も、言えなくなった。
確かにもう付き合ってない。
今の僕らの関係って、ただの同居人でしかないのかな。
「お待たせいたしましたー!」
気まずい雰囲気になりかけて、タイミング良く店員さんが注文した物を運んできた。