僕の命が尽きるまで
私と彼の境界線




世の中は、いつも呆気ない。


人が死ぬ瞬間は特にそう……。





「優月くん、起きて。ねぇ、起きて。優月くん……優月くんっ!!」



いつも無理して、私より先に起きてた彼。




目を覚まして。

隣を見たら彼がいた。


彼はやすらかな表情で眠っていた。


でもすぐ違和感を覚えた。



寝息を立ててない。



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