君に捧げた7年間
それから学校が終わってから、毎日のようにPCを開き、メールでやりとりをする。

〈宇宙の湖〉へもアクセスし、みんなと交流する。


そんな日が続いていた。










「眞緒、最近楽しそう」
「嬉しい」

愛海がそんなことを言った。

確かに笑う回数は増えた気がする。
人との交流を避けることが減った気がする。





「愛海のおかげかな」






心の底からそう思う。
愛海が声をかけてくれたから、
愛海が私との距離を一気に詰めようとせず、待っててくれたから、
愛海が私の傍に居てくれるから。

「そうかな〜そんなこと言われると恥ずかしいじゃまいか」

手を頰に当て、照れるような動作をする
顔はにやついているが。

「ふふ」
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