君に捧げた7年間

それから彼女は、学校帰りは部活がある日も私を誘うようになった。
私も彼女も違う部活動に入っているにも関わらず、飽きずに誘ってくれる。


毎回あの会話が繰り返されるが、彼女はそんなこと気にもせずに私の手を引く。




そんな日々が続いていた。


私も彼女に対して少しずつ心を許し始めていたんだと思う。彼女に言われた。


「眞緒は最近、笑顔が増えた!」


私自身全く気が付かなかったが、どうやらそうらしい。
不思議な気分だったが、良いことだと自分でも感じていた。
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