お遊びなんかじゃいられない・番外編集
その気になったら月見里の大まかなプロフィールも調べあげる事も出来たけど、名前とクラスと所属している科だけ頭に入れた。


オレと同じ1年生で、あの黒髪ロングの女子と仲良し。


それから何度か廊下ですれ違う度、月見里が目に入る様になって……いつも月見里は楽しそうに笑ってて………


――――君は知らないだろう。


まさか、本当にまさか、このオレが……


誰にも知られずに、1年間も君に片想いしていた事を。


「―――君」


「………」


「……極君。京極君ってばっ!!」


「っ!えっ……」


「もう、やっと気づいた!!」
< 31 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop