お遊びなんかじゃいられない・番外編集
普段口数少ないオレらしくない励ましの言葉を与えると、茅景はパァッと顔を輝かせて頷いた。


その無邪気な笑顔に、またちょっとだけドキッと心臓が高鳴る。


「特進科トップの京極君には絶対敵わないだろうけど、いつでも人様に見せられる成績とれる様頑張りますね」


「おお頑張れ頑張れ。次のテストでいい点数取れなかったら、焼肉奢れよ」


「ええええっ!?そんな……」


「バーーカ、冗談だ」


きっとオレがこんな性格じゃなかったら、『カワイイ』とか言ってあげられるんだろうが………生憎そういう事をスラスラと言うのは苦手な自分。
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