お遊びなんかじゃいられない・番外編集
不意に頭上から明らかに芝生が揺れる音じゃない、もっと大きく大量の葉っぱが擦れる様な音がして、上を見上げる。


すると――――…


「ワァ……ッ!?」


いきなり木の上の方の枝から人が落ちてきて、かなりビックリした。


幾ら『小学生なのに無邪気さをどこかに置いてきた様な子供』と言われていたオレでも、いきなり上から人が落ちてきたら驚く。


呆然とするオレの前で、その人は華麗に地面に着地。


そして「フゥーー…」と息を吐くと、クルリとこっちに振り向いた。


「よっ!お前アレだろ?1年1組のチョー頭いいヤツだろ!?」
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