お遊びなんかじゃいられない・番外編集
ニパッと微笑んでそんな事を言う人物の笑顔は、まるで青空で輝く太陽みたいに明るかった。


だけどよくよく見たら、背格好はオレとそんなに変わらない。


「君は……」


「オレ?オレは1年2組の春日 洸大って言うんだ!!よろしくなっ!!」


そう、オレがTresorメンバーで初めて会話したのは洸大だった。


洸大はオレの隣のクラスで、コイツもすでに小学1年生とは思えない位スポーツ万能なヤツだった。


クルクルと風車(かざぐるま)の如く側転しまくるし、かけっこも周りより断然速い。


だが1つ問題があった。


「錦ーーーっ!」
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