お遊びなんかじゃいられない・番外編集
何回突き放しても突き放しても、次の日……ってか、1時間後にはまたニコニコスマイルで話しかけてくる洸大。


「錦、もうちょっと洸大君に優しくしてあげたら?」


「お姉ちゃん、何言ってんの?」


とうとう同じ小学校の4年生だった姉までこんな事を言ってくる始末で、オレは相当参っていた。


猪突猛進な洸大が一緒にいると本が読めないし、ボンヤリする事すら出来ない。


「なぁ…お前、あんまりオレと一緒にいない方がいいぞ」


とうとう初めて話した日から10日位経ってから、一緒に下校しながらオレは洸大に言ったんだ。


「なんで?」
< 8 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop