お遊びなんかじゃいられない・番外編集
あの2人が仲良くなろうがならまいが、別にどっちでもいいや。


朔はどうだか知らなかったけど、オレはそう考えていた。


それはとうとう京極が春日の「仲良くしようぜアタック」に負けて一緒に登下校とかし始めたりしても、変わらなかった。


だけど……


「じゃあオレピアノ弾いてるから」


「分かった、ありがと彼方」


またまた数日が経ち、この日は朔がオレの家に遊びに来ていた。


朔がオレの家にある鉢植えの花を描いている間、こっちは1階のピアノを弾く為に離れる。


そしていつも通り軽やかにピアノを奏で、10分位経った時だった。
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