ボーイズロード ―first season―
「光陽(こうよう)高校まで通うのに、途中でなんかあったりするじゃん!自転車パンクしたから迎えにきて、とかさ」
「智にはまだ早いと思うんだけどねぇ。しかも母さん、あんたのアッシーになるのなんて嫌なんだけど。歩いて帰んなさいよ」
うわ腹立つ、このくそババア。息子がかわいくないのかよ。
「まあ母さん。父さんもそろそろ、仕事用に携帯持とうと思ってたところなんだ。
智絋にも買ってやってもいいんじゃないか?そうだな、誕生日プレゼントと合格祝いってことで」
ナイス、父さん!そうなのだ。俺の誕生日は4月4日。いつも始業式前に、皆より一足先に年を取る。
クラスの誰かに祝ってもらうことがあまりないのが、ちょっと寂しいんだけど。
「家族割引とかもあるみたいだよ。ついでに母さんも買えばいいじゃん」
「ちょっと、兄ちゃんばっかずるい」
「奈央にはまだ早いでしょ」
「でもクラスで持ってる子いるもん」
「智にはまだ早いと思うんだけどねぇ。しかも母さん、あんたのアッシーになるのなんて嫌なんだけど。歩いて帰んなさいよ」
うわ腹立つ、このくそババア。息子がかわいくないのかよ。
「まあ母さん。父さんもそろそろ、仕事用に携帯持とうと思ってたところなんだ。
智絋にも買ってやってもいいんじゃないか?そうだな、誕生日プレゼントと合格祝いってことで」
ナイス、父さん!そうなのだ。俺の誕生日は4月4日。いつも始業式前に、皆より一足先に年を取る。
クラスの誰かに祝ってもらうことがあまりないのが、ちょっと寂しいんだけど。
「家族割引とかもあるみたいだよ。ついでに母さんも買えばいいじゃん」
「ちょっと、兄ちゃんばっかずるい」
「奈央にはまだ早いでしょ」
「でもクラスで持ってる子いるもん」