ボーイズロード ―first season―
「やっぱり、お言葉に甘えていいかな?」
……驚いた。さっきの話って二股のことだよね。
自分で言ったくせに、さやかがそのふざけた提案に乗るとは思わなかった。
「二股とかそんな重たいあれじゃなくて。
今日みたいにつらくなった時は、琢哉のとこ行ってもいい?
なんだろね、一緒にいたらほんとに心がほぐれたんだ。
もちろん琢哉にも好きな人できたり、琢哉が嫌になったりするまでだけど。
……なんか、私の都合って感じもするけどね」
「別にいいよ。さやかがそれで気が済むなら、俺もとことん付き合うよ」
こうなった以上、さやかへの気持ちは隠し通さないといけない。
だけど、構わないって思った。一緒にいられることを今は何よりも優先したい。
それに俺の気持ちを伝えてしまったら、この幸せが壊れてしまう事、分かってるから。
……驚いた。さっきの話って二股のことだよね。
自分で言ったくせに、さやかがそのふざけた提案に乗るとは思わなかった。
「二股とかそんな重たいあれじゃなくて。
今日みたいにつらくなった時は、琢哉のとこ行ってもいい?
なんだろね、一緒にいたらほんとに心がほぐれたんだ。
もちろん琢哉にも好きな人できたり、琢哉が嫌になったりするまでだけど。
……なんか、私の都合って感じもするけどね」
「別にいいよ。さやかがそれで気が済むなら、俺もとことん付き合うよ」
こうなった以上、さやかへの気持ちは隠し通さないといけない。
だけど、構わないって思った。一緒にいられることを今は何よりも優先したい。
それに俺の気持ちを伝えてしまったら、この幸せが壊れてしまう事、分かってるから。