ボーイズロード ―first season―
「お、ニーナ弟じゃん」
振り返ると透と透の友達がいた。
「隼、一人か?」
「え、透、なんでいるの?」
「今年は隼に彼女いないみたいだしさ、ここ来ても邪魔にはならないだろ」
……こいつ、今まで特等席を俺に譲っていたってことかよ。
「ニーナ!チャッカマンよこせー」
「おい、バケツどこよ?」
ここで呼ばれるニーナはもちろん透のことだ。彼らは手持ちの花火セットを持っていた。
「透も彼女いないの?」
「うるせーな、フラレたんだよ」
「ほら、くっちゃべってねーで、ニーナ兄弟も準備しろよ」
手持ち花火も久々だ。俺たちは子供の頃に戻って、夜中まではしゃぎ続けていた。
振り返ると透と透の友達がいた。
「隼、一人か?」
「え、透、なんでいるの?」
「今年は隼に彼女いないみたいだしさ、ここ来ても邪魔にはならないだろ」
……こいつ、今まで特等席を俺に譲っていたってことかよ。
「ニーナ!チャッカマンよこせー」
「おい、バケツどこよ?」
ここで呼ばれるニーナはもちろん透のことだ。彼らは手持ちの花火セットを持っていた。
「透も彼女いないの?」
「うるせーな、フラレたんだよ」
「ほら、くっちゃべってねーで、ニーナ兄弟も準備しろよ」
手持ち花火も久々だ。俺たちは子供の頃に戻って、夜中まではしゃぎ続けていた。