ボーイズロード ―first season―
♧4章 楠木琢哉
『新入生代表挨拶 1年1組 楠木琢哉』
ステージに立ち一礼をし、先日考えた挨拶文の原稿を読みあげる。
俺はこの光陽高校に、トップの成績を修めて入学したのだ。
光陽高校は一応進学校ではあるが、俺らの住んでいる市の普通校の成績レベルでいうとちょうど真ん中くらいだろう。
俺の成績ではまだ上の学校も目指せたし、周りにも薦められていた。
そもそも俺だって最初は、別の学校を目指していたんだ。
だけど俺は中三の土壇場で考えを変えて、周りの反対を押し切ってまで光陽へ入学したんだ。
どうしてもこの学校で部活をやりたかった。他人からしたらくだらないように思えるかもしれないけど、本当にそれだけの理由。
ステージに立ち一礼をし、先日考えた挨拶文の原稿を読みあげる。
俺はこの光陽高校に、トップの成績を修めて入学したのだ。
光陽高校は一応進学校ではあるが、俺らの住んでいる市の普通校の成績レベルでいうとちょうど真ん中くらいだろう。
俺の成績ではまだ上の学校も目指せたし、周りにも薦められていた。
そもそも俺だって最初は、別の学校を目指していたんだ。
だけど俺は中三の土壇場で考えを変えて、周りの反対を押し切ってまで光陽へ入学したんだ。
どうしてもこの学校で部活をやりたかった。他人からしたらくだらないように思えるかもしれないけど、本当にそれだけの理由。