ボーイズロード ―first season―
♧7章 反骨精神
ついに俺にも、人生初の彼女ができるかもしれない。
平日は吹奏楽部が終わるのが五時半で、帰りのスクールバスの発車が六時ちょうど。
毎日その時間になると決まって、メールがくるようになったんだよね。
『部活お疲れ様!
私は今、宿題終わったよ。うちの今日の晩ご飯は生姜焼きです』
メールの相手は2組の女子らしい。
らしいって言ったのは、最近アドレスを知ってメールのやりとりを始めたんだけど、彼女の顔を俺はまだ知らないから。
体育の授業が俺らの1組と合同で、そこで俺を見かけ、2組の吹奏楽部の女子を通してアドレスを交換したんだ。
メールの頻度や内容を見ても、彼女が俺に気があることは一目瞭然だ。
それは素直に嬉しいんだけど、話したこともないのに俺のどこを気に入ってくれたんだろう。
平日は吹奏楽部が終わるのが五時半で、帰りのスクールバスの発車が六時ちょうど。
毎日その時間になると決まって、メールがくるようになったんだよね。
『部活お疲れ様!
私は今、宿題終わったよ。うちの今日の晩ご飯は生姜焼きです』
メールの相手は2組の女子らしい。
らしいって言ったのは、最近アドレスを知ってメールのやりとりを始めたんだけど、彼女の顔を俺はまだ知らないから。
体育の授業が俺らの1組と合同で、そこで俺を見かけ、2組の吹奏楽部の女子を通してアドレスを交換したんだ。
メールの頻度や内容を見ても、彼女が俺に気があることは一目瞭然だ。
それは素直に嬉しいんだけど、話したこともないのに俺のどこを気に入ってくれたんだろう。